= 坂道を登る =
勝浦くんと後藤くんが、勝浦くんの浮気騒動からなんだかギクシャクしていた関係をなんとか修正しようとしていた話なのですが、「柿」同様データを紛失しました。








「おかしいねん、身体の奥から一斉に鳥の羽でくすぐられてるみたいに感じるんや、だから出るっていうんやなくて来るって思ててつい力が入るんや」
そう言って何度も求めてきた。
テルの願い通り、先に音を上げたのは僕だった。
「そんなにいいのか?」
「雅治も体験してみとうなったんか?」
言われて一瞬迷ったが、テルのペニスを見て考えを改めた。
「そんなの…」
待て?
「入るかな…」
テルは…
「ええんか?」
瞳の色が変わった。


人生とは長い坂道を重い荷物を背負って登るのと似ている


「あっ…イイッ」
「あかんっ、まだやっ」

立場が逆転したかどうか…そんなことは…秘密