第十話  テスト結果  
ジジジッ
 湊が、自らズボンのファスナーを開ける。
「嫌だ!」
「ダメだ」
 下着の中から現れたのは湊の欲望。
「口を開けろ」
「ごめん、勘弁してよ」
 遙が後ずさる。
「約束じゃないか」
 ふるふると横に首を振る。
「仕方がない、縛るか」


「やだーっ、止めろー、痛いっ、嫌だっ、無理無理無理!」
 手足を拘束されているから暴れるとヒモが肉に食い込む。
「分かった。じゃあ…」
 湊は遙のズボンを脱がせ、膝まで下ろした。
「百歩譲って遙を先にイカせてあげる。」
 言うが早いか下着をズボンの位置まで下げる。
「バカー、兄ちゃんの変態っ!」
「なんとでも言ってくれっ!あんな鬼畜野郎に渡すくらいなら僕がもらう。」
「はうっ」
 ぐったりと縮こまっていた遙の肉塊を口に含むとグチャグチャと音をたてて舐め始めた。
「いやっ…やめ…て」
 声に力がなくなる。
「ふぇっ…んっ…」
 泣き声が鳴き声に変わる。
「あぁっ…んっ」
 腰が揺れる。
 湊の動きが早くなる。
「いやっ、いやっ…んっ…あぁっ…イクっ、イっちゃうぅっ」
 ビクッと全身を震わせる。
「はぁっはぁっはぁっ…」
 肩で息をしている。
「今度は僕の番だよね?」
「あ…んぐっ」
 はあはあと息をついている間に湊は欲望に膨れ上がったものを遙の口腔に押し込んだ。
「んーんーっ」
 腰を前後に揺らして喉の奥まで押し込み、引きずり出す。その繰り返し。
「あー、気持ちいい…んっ、出そう…出るっ」
 言った途端に遙の喉の奥に湊の白濁を感じた。