| 響の一部を受け入れ遥は大きく脚を開かされたまま、肺に浅く、しかし回数は異常な程多く、酸素を入れた。 「なん、で…こんな仕打ち?」
 腹の上には自分で吐き出した精液が散らばっている。
 「したいだけなら僕が相手でもいいだろ」
 響は謝らなかった。あろうことか又動き始めた。
 「止めろって…あっ」
 まだ達していない響は激しい抽挿を繰り返す。
 「お前の好きな奴って誰なんだよ!諦めろって言われても納得出来ないだろ?」
 いつの間にか呼び方が遥からお前に変わっていた。
 「あっ、や…やだ…すごっ…んっ」
 内壁がめくれ上がりそうな勢いだ。
 「はるか…っ」
 ビクンッ
 響の身体が痙攣したように揺れた。
 「うぁ…あ…」
 ドクドクと先端から溢れる精液は、全て遥の中に吐き出された。
 「僕のものに、なってよ…」
 「バカ…響なんてだいっきらいだ!」
 疲れ切った身体に最後の気合いを入れて、遥は響の身体を押し退けた。
 「二度と、会いたくない」
 背を向けたまま言い放つと、遥は急いで衣服を身につけて部屋を飛び出した。
 
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