ざー
ざー
波の音が繰り返す。
遠くに去り、近くに寄り…。
身体を生温かいものが這う。ぬめぬめと執拗に。
「う…ん…」
不意に、口の中に何かを押し込まれた。
口腔内を優しくいたわるように這う。
「んっ」
それでも遥は目覚めない。
「素っ裸にしちゃう?」
「誰も来ないよな?」
「遥の我が儘に振り回されているんだから、少しくらいいいよな?」
言い訳をしながら遥を裸に剥いていく、上はTシャツ…すでにない…と、下は短パンとパンツだけだ。
つるん
「相変わらず可愛いよな」
響は上半身、航は下半身をそれぞれいたずらしている。
「はぅっ…んんっ…やぁ…だ…」
身体をビクンと震わせ、遥が目覚めた。
「やだ…何してんの?やめてよ…やだ…んっ」
遥の着ていたTシャツを口の中に突っ込まれた。
「今ね、遥の嫌いな午前二時だよ」
「んーっ」
遥はお化けが嫌いだ。だから丑三つ時は必ず寝ている。
「みんなで気持ち良くなろうよ、夏の思い出が欲しいんだ」
「んんっ」
航の指が遥の尻穴をかき回す。
「ほら、遥。何回も僕とセックスしたから身体が忘れてないんだね」
「んっ…んー」
抵抗しているのか、喘いでいるのか分からなかった。
「もう少しだけ、広げてみようか」
航が指を増やして徐々に広げていく。
「んっ、んっ」
「気持ちいい?」
フルフル
遥は首を左右に振った。
「響、前をいじってあげてよ」
「んん…んーっ」
遥のアナルが収縮した。
「気持ちいいみたいだよ」
航の指は穴を出たり入ったりしていた。
「んっんっ」
「遥、まだイかないで。」
二人はやりたい放題、遥の身体をいじり回した。 |