| 「ごめん。響が好きだって言いながら航といちゃいちゃして。少しずつ距離を置くようにするよ。」 「うん」
 「…手、繋いで良い?」
 響は遥の手を取る。
 「聞かなくても拒まない」
 「えへ」
 恥ずかしそうにして遥が笑む。
 「あのさ…」
 「あの部屋、イヤか?」
 「ううん」
 グイッと遥の手を引いた。
 「遥…欲しい」
 「オレも、響にめちゃくちゃにして欲しい」
 「やらしいな」
 遥の頬が真っ赤に染まった。
 
 
 「あっ…んんっ…イクっ」
 響の上で硬直しながら快楽を貪る。
 「はあんっ」
 パタリと響の胸に弛だんした身体を預けた。
 「すっげー気持ちいい」
 胸の上で幸せそうに囁く。
 「好きな人とするセックスが一番気持ちいいんだってさ、知ってた?」
 「今、思い知らされた…この間より数十倍、キタ。」
 すっかり力を失って響の腹の上に縮こまっているモノを愛しげに握りしめた。
 「ダメだって、又期待しちゃう」
 「いいよ、して。」
 「響、案外えっちなんだ」
 「遥が相手だから、際限なくえっちになるみたいだ」
 言いながら身体を起こすと遥を組み敷く。
 「めちゃくちゃにしていい?」
 「うん」
 遥の中の響は硬度を増した。
 
 
 そんなとき、運が良いのか悪いのか、響の従兄弟が帰ってきた。
 
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