| 「ひ…びき…」 遥は響の下に敷かれたまま、その身体に四肢を絡みつかせて喘いでいた。
 「昼間っから盛ってるのかよ…」
 二人の寝室に、当然のような顔で入ってきたのは航だ。
 「遥、悪いけど急患なんだ。」
 「えー…あんっ」
 響は鋭く遥を突き上げた。
 
 
 今、航は個人医院を開いている。
 結婚はしたがわずか一年で別居になってしまった。原因は航の寝言。
 「遥、好きだ」
 と、言ってしまった、らしい。
 「彼女は薄々感づいていたらしいよ」
 笑いながら言う航はなんだか清々しかった。
 二人の間に生まれたのは男の子で、航の家にいるが、育てているのは妻だ。
 つまり…。
 「居候、勝手に入るなって言っただろう」
 と、言うこと。医院兼自宅で昼間は病院にいるが夜は二人の家にいるのだ。
 「急患はお前だろ?」
 「ばれたか」
 日曜の昼下がり。
 何だかんだと再び元の鞘。
 「だってさ、外は雨が降ってるんだ。何にもする事がないんだよ。」
 「湊と潤の仲を裂きにでも行けばいいだろう?」
 「いいのか?あの二人を別れさせたらここに湊さんが増えるんだぜ。」
 響が少し、考えて答えた。
 「仕方ない」
 
 
 「って言われた」
 潤は笑いながら聞いていた。
 「そういえば湊さんは?」
 「実家で子作り中」
 「へー…ってなんだ?それ。」
 「航と同じ。跡取りを作れってさ。」
 以前、この二人は同じような内容で一度危機を迎えた。
 「義父と義母はどうしても孫が欲しいらしいんだ。だから籍を入れて週に何回か子作りに実家へ行くんだ。」
 「いいのか?」
 「仕方ないもん」
 DNAを残すのは大変だ。
 
 
 「あぁっ…んふっ…んっ」
 遥は相変わらず響に大きく脚を開かされ、響の膝の上に座らされ、背後から貫かれて上下に大きく揺さぶられていた。下半身は何も着けていないが、上半身
 はきっちりシャツを着ていた。
 「響、お前は予知能力があるのか?いつも僕が帰る時間に遥の痴態を披露してくれる。」
 響は所構わず欲情する。
 「羨ましいか」
 余裕の笑みで挑発する。
 「遥は、」
 真正面から二人を見据える。
 「いくつになってもそそるな」
 遥の顎を捉えると上を向かせて唇を吸った。
 「ふっ…んんっ」
 航は力を入れてシャツの前を開いた。ボタンが弾け飛んだ。
 「んんーっ」
 唇を合わせたまま、乳首を爪で摘まれた。
 遥の目から涙がこぼれる。
 「んんーっ、んっ、んっ、んん…」
 遥は身体中が性感帯になったかのように感じまくって悶えた。
 響も航も、遥のペニスには指一本触れずに遥は何度も何度も達した。
 
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